『 ” 天空の城 ラピュタ ” 』

AMERICA

2013年02月27日 00:46

『 ” 天空の城 ラピュタ ” 』


♪ あの地平線~~ ♪ 輝くのは~~ ♪ さあ出かけよう~~ ♪

♪ 一切れのパン~~ ♪ BUCKナイフ ♪ COLEMANランプ ♪ カバンに~~詰込んで~~~♪


【たぁやん!のアルバイト】(嘘爆)


地球は回る~~ 父さんが残した熱い想い~~ 母さんがくれたあのまなざし~~

地球は回る~~ 君を~乗せて~~ いつかきっと出会う~~僕らを乗せて~~~


今から約35年前に話しは遡ります。丁度、私が社会人に成った頃の事でした。ある日、一人の中年の男性が軽のトラちゃん!で、我が家に訪ねて来られました。

その男性の、我が家へのご用の趣とは・・・・・・「すみません!黒松を鑑賞させて下さい。」実は、我が家の角先に、私がもの心がついた頃には既に、一本の  『黒松』 が生えていました。

5歳の頃の私と比べると、その  『黒松』 の背丈は、1.5倍くらいの大きさでしたが、庭に在る他の 『黒松』 と比較すると、その幹の太さは子供心に太いなぁ~~なんて思ってました。映画「三丁目の夕日」では在りませんが、当時は松の木の下に潜り込み、一生懸命泥だらけになって、マッチボックスのミニカーを走らせたものでしたし、うっかり  『黒松』 の下で寝ていた事もありました。

男性と出会って、あれから35年の歳月が流れましたが、その男性は毎月必ず二度程、我が家に訪れられるようになりました。特に何をする訳でもありません。

我が家の角先に育つ『黒松』を、ただ鑑賞するためなんです。当時は、不思議な人だなぁ~~~なんて思ってました。でも私自身も歳を重ねる毎に、判って来たことがありました。


それは、私もフィールドで良くお邪魔させて頂いています。 『てっこつ鑑賞』 と同じなんです。良い物はいい!そして憧れます。いつかは自分もと、思ったりもします。そんな気持ちと合い通ずる感覚を一歳取ってから、判る様になりました。

我が家は「出雲地方」の田舎なもので、屋敷周りには「防風林」として、この地方独特の『築地松』と呼ばれる 『黒松』 に屋敷の北西側を中心として囲まれています。



その 『築地松』 ら生まれ落ち、150年前に芽吹いた 『黒松』 が、今回の主人公です。


※ 後半へつづく
『黒松』枝振りもどこから見ても均等で、円錐形にビッシリと詰まっており、我ながら本当に見事な枝振りをしています。幹の根本の直径は約40㎝ですから相当太いです。そして表皮の部分も「岩垣」がへばり付いた様な、立派な表皮をしています。

実は、この35年間もの間、我が家に通い続けたお方は「造園士」さんだったんです。



枝振りの良さと幹回りの太さも珍しいのに、そんなに大きくは在りません。そんな噂を聞きつけて、あちこちから、譲って下さいとのお声も頂いていましたが、写真でも判る様に私の将来の別荘の横で大きくなった『黒松』ですから、頑なに断り続けていました。



しかしながら、我が家も例外では在りません。「マツノゴマダラカミキリ」の幼虫。通称:マツクイムシの被害も続いて在り、この度この被害を避けるため「家族会議」を開催し、思い切って『黒松』をお嫁に出す決心をしました。



嫁ぎ先は、我が家の『黒松』を見初めて諦めずに、何回もプロポーズ!してくださいました。大阪 泉州の造園屋さんに委ねました。何でも販売せずに自宅で育てるそうです。そう大将に伺って、何だか嬉しくなりました。



『黒松』 私が小さい頃から、一緒に遊んでくれてありがとう!忘れませんよ!あっちでも元気で長生きして下さいネ!少し寂しいですが、『黒松』 の
ハレの門出を、【祝】家族一同!祝っています。あっ!ご先祖様も。(^^)v


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