『snow peak PILE DRIVER メンテ』

AMERICA

2013年06月28日 18:23

snow peak PILE DRIVER メンテ


今日のAMERICAN工房は、
株式会社
スノーピーク製 『PILE DRIVER』 のメンテです。





フィールドに置ける私の使用範囲は、若干他の皆さんよりも幅広く使い倒しているのかも知れません。


それは 『天幕』 の内外を問わず、使用方が多岐に渡るからです。

夏の炎天下をはじめ、梅雨の豪雨の中、はたまた豪雪が降り積もる数々の 『野営』 において、
今では私にとって、欠かす事の出来ない 『野営用具』 となっています。


その使用方法は?と言いますと、大きく大別して2種類に判れます。




一つ目は、ご存知の様に自立式 『ランタンポール』 として欠かす事の出来ない存在です。





二つ目は、 『団旗掲揚』 の支柱として、はたまた 『横断幕』 の支柱としても、大切な役割を果たして
くれる存在です。





使い方も 『天幕』 の内外において、風雪や風雨にさらされる中での使い倒しですから、私は在る
一定の期間を置き、メンテをしています。

そのメンテ期間は、略半年に一度のサイクルです。今日は、梅雨時期の 『野営』 前の定期的な
メンテを行いました。

既にご存知の方もいらっしゃる様に、重量も在り一見丈夫な様に見えますが、以外や意外これが、
案外デリケート野営用具 なんです。





簡単に説明すれば、ランタンハンガーの付いた 「3段式の鉄の杭」 なんですが、地面に自分の
重量と加える 「
」 で地面に打込める優れ物なんです。

しかしながら、横から加わる 「
」 に案外弱く、曲がってしまう事も事実です。

そんな 『PILE DRIVER 』 ですから、日頃の点検も兼ねて
メンテ開始です。


※ 後半へつづく
メンテと言っても、
特別何もしなくてもいいのでは?とお思いの方も多いはず。

しかし材質は金属製、しかもネジ等の可動部分も備えている 『PILE DRIVER』 においては、
普段からスムーズな動きをしてこそ、フィールドで気持ちよく使える 『
野営用具』 だと思います。

特に、雨雪にさらされた後のメンテナンスを怠ると、「サビ」発生により頭頂部が固着し動かなく
なってしまいます。


今日は 『PILE DRIVER』 を一本ずつ分解メンテを行います。

はじめに、3パーツに分解してみます。正に「」を抜く様な仕草ですが、抜いて見ると身に黒ずんだ
部分が見受けられます。これは 『PILE DRIVER』 を地面に打込む際に擦れた金属屑(スチール粉)
なんです。

ペースト状に粘度が在る場合は、一番外側のスリーブ内に雨水がまだ残っています。





この場合、横や逆さまにすると「金属粉を含んだ黒い汁」が流れ出しますから、ご注意下さい。





水洗いするか、固く絞った濡れタオルで汚れを拭き取って下さい。






一番外側のスリーブに雨水が残っている場合は抜き取り、中を水洗いして良く乾燥させて下さい。

次は、3パーツ共タオルで乾拭きし、頭頂部の稼働部分に 『KURE 5-56』 を吹き付けます。





回転部分がスムーズに稼働するのを確認し、流れ出た潤滑油と共に全体を磨き上げます。







また、チョウネジ部分も同じ要領で吹き付け、潤滑油を全体に伸ばします。

これは 『
てっこつ』 の 「」 のサビ止めメンテと同じ要領で行います。

『PILE DRIVER』 全体に渡り、『KURE 5-56』(潤滑油) の被膜が覆う様に養生すれば完了です。



その収納は?と言いますと、現在巷でも評判になっています。「トライポット」の袋を、私も何年も
前から愛用しています。安価で本数が沢山収納出来ますから便利です。





この トライポット」 の袋には、5本の 『PILE DRIVER 』 を収納する事が出来ます。





私の場合、もう一本は別のケースに・・・・・。そして 「トラ」 への積載場所はシート下になります。





6本担ぐと、ズッシリ来る snow peak PILE DRIVER』 です。





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