『てっこつ庭先メンテ!幕体大乾燥!!』
『てっこつ庭先メンテ!幕体大乾燥!!』
私達 『幕屋』 にとって野営の際、一番気に掛るのが 「雨撤収」 した後の 「幕体乾燥」 です。
晴天状況下での撤収ならいざ知らず、雨天で "ずぶ濡れ" となった 「幕体」 は、悲しいかな 「ゴミ袋撤収」 を余儀なくされ、その重量も普段と比較し、半端無いものとなります。
一方、積載する車内ではカーペットに雨水漏れ等、二次被害が起こる事もしばしば、大変迷惑な話しです。
次の出撃機会を待ちわびて、密封したままで長時間放置して置くと、 「カビ」 の発生原因にもなってしまい、時には 「幕体」 に致命的なダメージを与えてしまう場合があります。
そして、これがまた地面が雨や雪でぬかるんで、ドロドロの泥状態となったフィールドでは、特に注意したい事があります。
それは、朽ち果てた落ち葉や木の実の腐葉土化により酸化した土壌の場合、撤収時に泥が付着した場合は、酸化の泥によって大切な 「天幕」 に、シミや色の変化が発生する事があるからです。この事は、極端なアルカリ性土壌の場合でも起こります。
残念ですが、これは何処のメーカーの 「幕体」 でも起こります。 『化繊幕』 『綿幕』 の区別も在りません。
自分の 「幕体」 は、新しい 「幕」 だから大丈夫だと思っていても、 「泥」 と言うのは結構厄介な代物です。特にフィールドでは要注意です。
私も過去の苦い経験から、 「幕体」 メンテをする際には一番気を配る部分なんです。
誰しも、お洒落で、かっこいい事はソーシャルメディアを通じ、画像アップする事が盛んですが、失敗したり、かっこ悪い場合は、出来れば隠したくなる部分です。そうならないためにも。
それぞれのメーカーも、 「小さい声」 では在りますが、この大切な事柄をシッカリ!幕体に縫い込んである 「タグ」 等により、ひっそり告知を行っている物も在ります。
勿論!添付されている 「取説」 を充分に読み込んで理解する事が大切です。
メーカーが違えど、同じ様に見える 「生地」 であったとしても、実はその 「生地」 は、 「材質」 や 「厚み」 、防水・撥水処理は微妙に違います。
この事をシッカリと認識し、これから 『愛幕』 をメンテする際の参考にしていただければ幸いです。
※ 後半へつづく
さて、そんな事も在るため、先日の 『冬野営』 の際、『てっこつ連結長屋』 で活躍!してくれた、 「Ogawa tent ATLEUS」 を徹底的にメンテです。
この時期 『雪中野営』 ならば、 「幕体」 を適度に濡らすだけで直ぐに乾燥作業に移れますが、「冬野営」 の 泥べちゃ撤収!なら、慎重になるのも当然です。
冬の合間を縫い、お日様の光が届いた 「小春日和」 のこの日は、絶好のメンテ日和。
早速!ガーデンサイトに、先日 『てっこつ長屋』 設営をした 「Ogawa tent ATLEUS」 2張り!を、サクッと設営です。
(アウターに、ライナーシートのみをセットして、2張り!)
インナーは、降り注ぐ日差しを時間的に有効利用を図るため、直接 「地ベタ乾燥」 を行います。
幸いにも、この日は適度の 「風」 が在り、メッシュ半開状態で完全乾燥を目指します。
アウターは、スカートを中心に泥はねがひどかったので乾燥させ、付着箇所をほうきで、はき取ります。その後丁寧に雑巾掛けで終了です。
屋根に付着した泥も、始めに 「ほうき」 ではき、その後丁寧にブラッシングを行います。
最後は、固く絞った 「濡れタオル」 で 「幕」 の内外を拭き取り終了です。
一番気を使うのは、「メッシュ」 の部分への泥の付着です。内と外から丁寧にブラッシングを行い泥を取り除き、最後は 「濡れタオル」 で 「メッシュ」 の内外を拭き取ります。
この場合、手を抜くと黒いメッシュが変色し、マダラ模様となり見苦しくなります。
『てっこつ』 2張り!の乾燥メンテは、結構時間が掛りますが、晴天の日を選んで早めに行って下さい。
「幕体」 も、手を掛ければ掛けるほど 『愛幕』 として、より愛着が湧いて来るんですよ。(^^)v
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