『Ogawa Owner Lodge』

AMERICA

2015年12月15日 00:06

Ogawa  Owner Lodge MINERVA     AL7001   NO.2598』 
Ogawa Owner Lodge EXCELLENT タイプ25 NO.2525』




Ogawa Owner Lodge も、種類は数々在りますが、中には願っても!ちょっとやそっと
では、直接出会う事が出来ない。そんな 『Owner Lodge が在りました。


今こうして、それまでの時代の潮流の中、花咲いた てっこつ 黄金時代を振り返って見ますと、
私が今迄に遭遇して来た、多くの「
天幕」の、その一張り一張りが、とても懐かしく思い出されます。

そんな私が時代を越え、巡り会う事が出来た
てっこつ 『Owner Lodge があります。

それは、 「ファミリーユース」 の使用は勿論、 「ソロユース」 でも快適な 「野営空間」 を提供してくれます。

幕体」 の大きさは変わりませんが、 「」 収納の大きさは、それまでの1/4、軽量コンパクトに収納です。
その 『Owner Lodge』 が備えた 「拘り」 が 「機能」 に。それだから、ついつい!持ち出したくなります。


さて、フィールド
化繊幕」 で行くか! 「コットン幕」 で行くか?・・・・・・・・・それが問題だ。



Ogawa Owner Lodge MINERVA  AL7001 NO.2598】






過去にも 「アルミフレーム」 の 「」 を持つ 『てっこつ』 は、数張りでは在りますが、存在しています。
しかしながら、アルミ二ウム合金の中で最高の強度を誇る物となれば、金属その物の呼び方が変化
します。
アルミ二ウムは軽量で扱い易いのですが、強度は高くありません。この事はシェラカップやコッヘルでも
皆さんもお判りの事と思います。
強度を持たせるためには、これに種々の元素を加え、
アルミ二ウム合金とし、さらに熱処理等を加えて
強度・成形性その他の性質を調整して出来た金属が、
ジュラルミン と呼ばれる金属です。

ジュラルミン』 とは、アルミ二ウムと銅、マグネシウムなどによるアルミニウム合金の一種です。



そして AL 7001 】とは?



ジュラルミン にはJIS規格で、A2017 - ジュラルミン、A2024 - ジュラルミン
A7075 - 超々ジュラルミンの3種類があります。

A2017とA2024は、JIS規格で2000系合金と呼ばれ、アルミ二ウムと銅の合金です。

A7075は、7000系合金と呼ばれる系統で、アルミ二ウムと亜鉛・マグネシウム・銅の合金であり
 
アルミニウム合金の中で、超軽量で最高の強度を誇ります。






そんな経緯から命名された、超々軽量・高強度のモデル名が、【MINERVA AL 7001 】なのです。



ちょっと専門的な話しになり過ぎましたので、話しを元に戻します。


」 の接続部分のカプラーも、もちろん 『ジュラルミン』 で出来ています。

特筆すべきは、折りたたむのではなく、丁度 「釣竿」 を振り出す様な形で、スルスルッ!と出て来る
伸縮自在な脚が6本全部
に備わっています。 『テレスコピック』 機能を備え地面の凹凸に対応可能です。





屋根は、もちろん ポリエステルスパン です。
織が細かく外側から触ると 「
ピュアコットン幕」 の風合いです。


センターでクロスする「十字」のカプラーを内側から撮影して見ました。



カプラーの色分けも、ブールーにシルバー、そして大好きなゴールド・・・・・・・・・・。
ポッチも、手の込んだ重厚な仕上がりです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・(^^)v ニャリ





実はこの「」、 我が 『てっこつ団 名誉団長 KAIさん!ご推奨の MINERVA と同年代の
 
てっこつ です。(^^)v

その外観上の違いは、ベンチレーション機能と、ビニール窓の大型化によるメッシュ機能の充実です。
風が通り抜ける 『
Ogawa Owner Lodge』 の、粋を集めた快適装備に他有りません。
今回は、撮影のために 「ハチドリ ライナーシート」 の装着は、あえて行ってはいません。
 




てっこつ のサイズは MINERVA と全く変わりませんから、今度皆さんと一緒に
連山張り!』 してみましょうかねぇ~~。

グレイッシュオリーブ&サンドベージュの「
幕体」 は、現行の Ogawa ロッジシェルター
に、通ずる落着いた雰囲気を持っています。




   


1995年 当時のOgawaパンフレットより掲載。

 













世界に君臨する日本の名幕!それは正に 『匠の技』 です!

決して、決して!半端な 『
てっこつ』 では在りません。

 
※ 後半へつづく
日本最高峰 Pure Cotton Lodge ≪EXCELLENT





それは、「天幕」 の形だけでは無い、むしろ 「幕体」 の真髄に深く食い込んだ、事柄だからなんです


そして・・・その答えは・・・・・『コットン幕』 綿花生地幕体です



OGAWA TENT 最大の特長は、外幕、内幕に通気性・耐候性に優れた、天然素材 「純綿」 (Pure Cotton) を使用し、当時最新のコーティング技術により、 「幕体」 の収縮率を1%以内に押さえる防縮加工と、カビの浸食を防ぐ特殊加工が施された生地を使用しているところなんです。


1989年には 「OGAWA TENT」 より、≪EXCELLNT≫シリーズに新たな 「天幕」 が投入となりました。

そのモデル名は、『タイプ22(後のタイプ25)』 と 『タイプ23(後のタイプ24)』 が追加です。



OGAWA TENT OWNER LODGE EXCELLENT タイプ25 (NO.2525)









直接 「幕体」 を触った感じ、『EXCELLENT タイプ25』は、『EXCELLENT タイプ24』に比べコットン生地が柔らかく感じます。洋幕と異なり厚みのあるシッカリした 「コットン」 を使用しています。

幕体」 に包まれることが、こんなにも優しく感じられ、そして嬉しくなる・・・・・。呼吸する 『てっこつ』 です。

この日は晴天でしたので、 「幕体」 を乾燥させ、全体を丁寧にブラッシングを行いました




OGAWA TENT OWNER LODGE EXCELLENT タイプ25』 呼吸するイケ綿幕の 『てっこつ』 です

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