『 野営人の朝 』

AMERICA

2014年06月09日 15:56

野営人



野営人」 として40数余年、今日も水道の蛇口から迸る水の冷たさに
触れながら顔を洗い!一日の目覚めと共に、爽やかな
が来ました。

お気に入りの 「天幕」 の中で目覚め、昨夜は少しばかり 「」 も手伝いながら、少々飲み過ぎた
ようにも思います。自然の中で目覚めるのは最高の気分です。



フィールドに出掛けるパターンは3つ!一つ目は家族で過ごす 「野営」 は楽しいものです。







フィールドに、久しぶりに揃った家族全員の笑顔と、遠方から少しだけ遅れて来た、息子の照れくさそうな笑顔に、幼い時にタイムトスリップした様に、彼の笑顔が重なって見えてしまいます。


二つ目は、これまたフィールドに集う!気の置けない仲間達と、深夜まで 「」 を酌み交わし・・・語る。
そう!それぞれが、それぞれの立場や境遇に身を置き、仕事も違う者たちが好きな
野営」 をベースにして 『てっこつ』 について熱くを語ります。

これも 「野営人」 が成せる、お互いの 「」 を労り!労苦を自分の事として分かち合い、共に喜ぶ事が
出来る 「
価値観の共有」 です。



そして、いつ知れず!素敵な 『焚き火』 の舞台へと想いは移ります。





パチン!」「パチン!」と時折、薪がはじける音を耳にしながら、日本の各地から集った 「同胞」 らが、
シェラカップを片手に、それまでの 「
人生航路」 で遭遇した苦労話と、これから少し先に訪れるであろう
小さな夢物語』 について、お互いにハニカミながら、ほんの少しだけ、ちょろっと!さわりの部分を語ったりもします。

同じ、ゆらめく炎が舞う! 『焚き火』 を見つめながら。・・・・・「パチン!」


人と人が分かり合える 「瞬間」 、言葉では中々語り尽くす事の出来ないシーンが「野営」 の中では存在
します。  そして・・・・・・「
」 をお供に 『焚き火』 の魔法にいざなわれます。


三つ目は、一念発起したなら 「とことん」 です。などと大きな目標を勝手に掲げ、独り身ならいざ知らず、
家族の理解が無ければ、中々決断を実行に踏み切れない
ソロ野営 ・・・(笑)

不慣れな内は、知り合いが出掛けているかも?と思うフィールドをターゲットに、少しだけ期待しながら、
自分自身に言い聞かせ、
心の号令 と共に出撃です。

結局・・・・・一人占い。「凶」と出るか?「」と出るか?(笑)

                

ソロ」 は慣れると、自分のペースで気楽に気軽にのんびり!マッタリ! 「野営」 が出来てしまいます。
野営装備も、時間管理も、自分が思うまま!フィールドを満喫する事が出来ます。

※ 後半へつづく
10代の頃は、フィールドデビューの年代。言われるまま! 「知識」 も 「」 も乏しく、見る物、聞く物、
初めてです。頼みは親の懐からの支援と、手持ちの軍資金だけ。人間として 「
サバイバル」 に関心を
持ち、知らぬうちに知恵と工夫を磨きます。

鍋釜とブルーシート大歓迎! 「
野営」 に対する、プロローグが今スタートです。


20代の頃は、行動範囲が拡大し!少しだけの軍資金を手に、他人様の 「持ち物」 が妙に気になり
だします。
自分は自分、他人は他人と想いながらも・・・・いざ!フィールドに出ると横目でキョロキョロ。
やっぱり!・・・・・・隣の芝生は青いねぇ~~。(笑)


30代は、おっかなビックリ! 「野営」 で得た自分の知識と技術を含め、息子や娘に伝えるため何より、
 『
キャンプの楽しさ!』 を伝えたい。・・・と言うより、ホントは 『伴侶』 に一番判って欲しい・・・・・・・・・。
オヤジの威厳を大切に、そのお膳立ての苦労と、小さい努力を少しだけでも判って欲しいと・・・・・・・。
勝手に思う頃でしょうか。

40代は、子供も部活で忙しく!伴侶は伴侶で忙しく!中々 「
野営」 に行きたくても、行けない状況が
続きます。あの手、この手や、超奥の手を駆使し、フィールドに向かう戦略戦術を立てますが・・・・・・。

敢え無く 『
撃沈!』

家族のスケジュール調整は、悪戦苦闘の日々・・・・・なんで、こうなるのかな?

親父の一番長い日」 自分が淋しくなる頃でしょうか。


50代は、 「フィールド」 でそれまで培った、己のつたない知識や技術を後世に、伝えたいと思います。
・・・・それ故、あんな事、こんな事、在ったでしょ。(笑)




若いうちは 「貧乏」 の中から、「野営」 に対する知恵と工夫を磨き、経験を重ねて欲しいと思います。
貧乏大いに結構」 知恵と工夫を、家族全員で磨いて下さい。


今のうちに貧乏しておけ!金持ちになったら、旅行に行ったり、寿司食ったり、着物を仕立てたり、忙しか。(ばあちゃんの格言より)』


新たに 『野営用具』 を購入するのでは無く、家庭に在る 「生活用具」 を主軸に、フィールドで使えば
いいと思います。

ダサい!のは当たり前です。元々 「野営」 は、我々 「人間」 が営む自然の姿として『用具』 を使った
屋外生活の姿です。
戦乱の中!知恵と工夫が生まれ、一般的な 「
生活用具」 が、便利な 『野営用具』 に、シッカリ進化
して行きました。

20代、30代で 「野営」 を初めた方は無理をせず、年間に一品か二品 「大きな物」が増えればいいや!
・・・程度に思って、フィールドライフをスタートして下さい。

近頃!ある方から相談を受けました。HPやブログで紹介されている 「
野営用具」 は時代の最先端!
同じ様に揃えると・・・・・。無理は家庭不和の元、禁物です。(笑)

代用出来る物は、 「生活用具」 から見い出し!長い年月を掛け、自分のスタイルに育て上げて行く
事こそが、日々の生活に負担の少ない 「
野営人」 だと私は思います。

不自由さを 「知恵」 と 「工夫」 で快適に!松ぼっくりを集めた 「燃料確保」 、自生している植物達が
食用になるのか否か?等、フィールドでの 「
視点」 を広げ見渡すと、まだまだ!次世代に伝える事が
沢山在ります。

                


あっ!そうそう、自然の中での 戦士の休息 は、現代社会の中では一番大切です。
命の洗濯』 『明日への活力』 『心と身体の充電 です。

身体が元気で家族の理解と時間が在り、 「野営」 の趣味を通じた仲間がいれば、来週末も楽しい !
フィールドライフ」 がおくれると思いますよ。


そして素晴らしい! 『野営人』 を迎えてください。(^^)v


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