『洋幕コットン 「てっこつ」 の、ひとり言!』

AMERICA

2016年06月25日 23:41

洋幕コットンてっこつ」 の、ひとり言!





遥々海を渡り、 私達が住む 「四季の国 日本」 にやって来た洋幕
その中に 「呼吸する幕」 と呼ばれる てっこつ (ロッジ型テント) があります。



その洋幕のエキゾチックな姿形は、とても魅力的でデザインを含め、我々の目には新鮮に映り 『てっこつ
(ロッジ型テント) 好き!の心をくすぐる魔法を備えています


そんな洋幕の中には、 "コットン幕" と呼ばれ! 『てっこつ』 人気を二分する 「洋幕イケ綿幕」 があります



皆さんも、ご存じの MARECHALCABANON 、つまり 「洋幕の優」 方々です。
これに TRIGANO が加われば、正に 洋幕御三家! と言ったところでしょうネ


今回は、そんな洋幕てっこつ』 の人気を二分する 『MARECHAL』 と 『CABANON』 の特長について、
綴ってみたいと思います





MARECHAL COMPACT LUXE-5






CABANON ATHENA 6Birth




中には8人用以上のモデルも在りますが、一派的にこのクラス最大となる 6人用 モデルを軸にして、
紹介をして行きたいと思います


6人用 幕体」 の、広さについて比較すれば、双方ともそれぞれ同じ程度の広さを有する 『てっこつ』 です。
日本の 『てっこつ』 には少ない、使い勝手が良い 『出窓』 を備えた 「幕体」 が多いのも魅力の一つです。




それでは特筆すべき、それぞれの 『てっこつ』 の特長について、詳細を比較し紹介してみたいと思います


てっこつ』 の 「」 については、 『MARECHAL』 & 『CABANON』 双方とも同じく 「19パイ」 の 「
を有する幕体です。肉厚は程々に在りますが、日本製のスチールと比較し、若干柔らかめなのが特長です


また、日本製の 『てっこつ』 では考え難いのですが、最初から 「」 部分の 「」 については予め、3箇所程度のパーツがスプリングジョイントで接続されており、 「」 を展開した場合一機に、その部分の形を形成する事が出来ます

これは、 『MARECHAL』 より 『CABANON』 に多く見られる接合スタイルです。つまり設営に慣れていない期間は、パーツが何処の部分か判断が出来ず、設営に頭を"ひねり"ながら時間を費やす事になります。

一見!スプリングジョイントによる予めの接合は、合理的な接合方法にも思えますが、その分コンパクトに
ならないため、撤収した際のパーツごとの大きさが際立ち、返って 「かさを増す」 結果となっています。
撤収時に、収納袋内で吐出した部分が残る等、収納初めに 「峰部分」 を収納しないと、袋内に収まり切らない場面が発生します。
その点 『MARECHAL』 においては、「」 部分のスプリングジョイントで接続が最小限に留められており、
若干の煩わしさは在るものの、比較的スムースに設営・収納する事が出来ます。

」 の角や、力の加わる部分については、お約束の 「トライアングル溶接」 が施されており、ある程度の
荷重に耐えうる構造となっています。

日本製の 『てっこつ』 との最大の違いは、屋根部分と脚の接続に 「カプラー(コネクトパーツ)」 を持たない事です。金属と金属の接合になるため、 「カプラー」 が破断・変形する事は在りませんが、 大きな力が加わり地面に着地した際には、接合部分の金属が変形し、脚を差し込む事が出来なくなる恐れがあります。

また、「」 の接合部分は比較的タイトな設計となっており、砂が噛み込んだ場合は、脚が抜けなくなる事が在ります。抜けなくなった場合は、無理をして引っこ抜かずにハンマー等で、抜けなくなった部分を軽く叩いて下さい。砂が粉砕し抜けるようになります。屋根に脚を接合する際は、噛み込みに特に注意が必要です。

脚の 「石突」 部分は、双方とも 「魔女の帽子」 のような恰好です。これも良く取れるので注意が必要です



※ 後半へつづく
次に、洋幕コットンてっこつ幕体 について記述します



MARECHALコットン(純綿) は、CABANON のコットン(純綿) に比べて織リ上げる際、機械での横糸の手繰り寄せが若干ソフトなのか直接手で触ると、柔らかく "しなやか" な感触が伝わって来ます



MARECHAL COMPACT LUXE-6




それに比べ、『CABANON』 のコットン(純綿)は、織リ上げる際の横糸の手繰り寄せが強いのか、シッカリ
した感触が手に残ります。少しゴワゴワ感が在るとでも言いましょうか。堅いそんな感触です。

実は双方とも、繊維に 「防水加工」 を施した糸を使っていますが、少なからずメーカーのチョイスにより生地の質感に差異が生じています。ある程度の引っ張り!には、『MARECHAL』 の方が幅が在るようです




幕体」 の特長は、 『MARECHAL』 には全体的に 「染色加工」 を施したカラーリングの 「幕体」 が多い
のに対して、 『CABANON』 は総じて 「染色加工」 を押さえた 「ヌーディー」 なカラーリングを大切にした 「幕体」 が多いのが特長です。

そして、幕体」 として最大の違い!と言えば!スカート部分の処理の、大きな違いです。

MARECHAL』 は、スカートが 「外出し!」 なのに対し、『CABANON』 は、 「内牧!」 となります。これを
知らずに設営し、少々戸惑われる野営人の方も多い様です。

どちらが良いか?と言いますと、私の場合慣れ親しんでいる日本製の 『てっこつ』 と同じ、 「外出し!」 の方が気に入っています。どうも 「内牧!」 の場合は、「幕体」 が浮いた形になり、しかも幕の縮が生じた場合は、より浮いてしまい隙間風との格闘になります。(雪中野営の際は、「内牧!」 が便利ですが・・・・・。)

新幕の状態より2㎝程度縮んだ場合は、パイプカッター!で 「」 の切り戻し作業が必要となります。

また、チェルノブイリ原発事故の影響からとも言われていますが、ヨーロッパでは酸性雨の被害が多発し、
そのためか、屋根が 「PVC」 の物も多数存在します。ご存じの方も在ると思いますが 『MARECHAL』 の中でも 「セボンヌ」 は、屋根がコットン製PVC製 両方の 「幕体」 が存在しています。

どちらかと言うと、そんな中 『CABANON』 は、屋根が 「PVC」 の 『てっこつ』 が多いようです





その利点は、日本特有の 「集中豪雨」 に遭遇した際にも、コットン幕であるにも係わらず屋根が 「PVC」 で
あるため 「雨漏り!」 の心配がありません





MARECHAL & CABANON 双方とも甲乙付け難い秀逸洋幕コットンてっこつ』 です。その故郷は、乾燥した穏やかな 「地中海性気候」 の元、南フランス等でバカンス用として製造された てっこつ です。

我が国の 「高温多湿」 の気候や、冬季の豪雪 「雪中野営」 での使用は、本来の使い方に無理が在る部分も在りますが、上手に使えば年間を通じ快適に使える、洋幕コットンてっこつ』 です。 次は・・・・・貴方も。


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