『てっこつ(ロッジ型テント) 強風対策!(てっこつ馬鹿の経験から)』

AMERICA

2016年07月25日 22:26

てっこつ 強風対策(てっこつ馬鹿の経験から)




今年5月のGW後半、日本列島は台風並み!の 「暴風」 に見舞われることとなりました。

そんな中、2日間にも渡って吹き荒れ続けた 暴風 は、各地のフィールドに甚大な被害を齎しました。
残念ながら私の知り合いも、直接 暴風 の被害を直接受ける事になってしまいました。


この時、西日本地方での最大風速の予想は、約30m!

何と!出雲地方では、私のコマーシャルベースでも最大瞬間風速 34m を記録する事に成りました。

こんな状況下での 「天幕」 展開は、勇気を持って 『野営』 を避けるべきです。また、「」 が吹き荒れる前に、直接 「」 が当たらないフィールドへ移動・変更する等、どうしても野営を続けるなら 「野営人」として、勇気持った判断と行動が強いられます。

折角、予約が取れないキャンプ場が予約出来た・・・・。折角なのに・・・・。そんな想いも当然あるでしょう。
また、家族の手前、いいところを見せたい!・・・・・そんな想いもあるでしょう。

しかし大切なのは、 『家族の身の安全の確保』 と、 「愛幕の被害防止」 ・・・ 『てっこつ』 の養生方です。
悪天候ならば、張りたくても! " 決して張らない " " 我慢する " この勇気が 『野営人』 として必要です。


てっこつ (ロッジ型テント) は、風に対する養生をキチンとすれば、材質も 「スチール」 であるため、比較的風に強い幕体です




しかし、突風暴風により、てっこつ の 『骨』 が折れたり、「幕体」 が避けたり、控綱 のミミが引き千切れたり。飛来物の接触により、穴や亀裂が入ったりと色々あったと伺っていますが、残念ながらこれは全て 自己責任 です。

少々厳しい事を言うようですが、メーカーに対して、鬱憤をぶつけたい気持ちは判ります。がしかし、これら全てが 基本的養生方 を知らずに生じる、『自己責任』 であると言われても仕方ありません。


最も!貴方自身が好んで!己の目で選んだ 『野営用具』 なのですから、悪天候によって破損してしまった不具合を、メーカー責任だと押し付けず、もっと謙虚に自分の甘さと、気の油断から生じた事柄だと、謙虚に反省する事が、 『野営』 の次のステップアップに繋がる事と思います。

大切なのは、 『てっこつ』 の 「養生方」 を、知ると知らないでは、大きな違いが在ると言う事です。備わった特長を生かし、養生する工夫と知識として持ち! 『てっこつ』 での 「野営」 に望んでほしいと思います





私も実際、過去にフィールドで様々な!辛い体験経験を重ねています



  【岡山県 西山高原での倒壊の様子】


そんな事から、私の体験・経験から!参考までに、 「具体的養生方法」 を紹介してみたいと思います。

まずは、 てっこつ(市販商品) と、 てっこつ(常設用) との違いからの説明です


その 「幕体」 のサイズを比較してみると、「大型幕」 では双方とも、そんなに大きな違いは在りませんが、
大きな違いは (フレーム) にあります。

てっこつ(市販商品)の多くは、 「22パイ」 古い物では 「19パイ」 の直径を持つ 『』 が主流となっているのが、 (市販商品)の 『てっこつ』 です。

それと比較し、てっこつ(常設用)の多くは、 「32パイ」 や 「35パイ」 の直径の 『』 を有している事です。 「32パイ」「35パイ」と言っても、ピン!と来ないかも知れませんが、小学校や中学校の「体育祭」で活躍する、屋根に文字が入った 「白い屋根のテント」 の 『』 を有している。と言った方が、判りやすいと思います。

直径のサイズに比例して、 『』 の肉厚も当然 (市販商品) と異なることから、強度も確保され、並みの 台風 程度の強風では、ビクともしません。

そして、それには もう一つ!理由があります。それは、地面に接地する部分にも横に 『』 が入っている事です。そのため 「」 による 「幕体」 の歪みが少なくなる事です。

多くの場合、【てっこつ】(常設用) では 「控綱」 が取ってありません。それは 「控綱」を取らなくても、安全と
される一定の強度が確保出来ている事からです。

では、てっこつ(市販商品) ではどうでしょうか。 てっこつ(市販商品)では、ファミリーユーザーを対象とし、軽量化を図る故に 『』 も細く!華奢な仕様のため、強度を補う装備として、外側からの 「風圧」 の養生として 「控綱」 が設けられています。

以前から 『てっこつ』 を愛し!歴代の 「天幕」 をお使いの方は、既にご存じかと思いますが概ね、1990年以前に製造販売された 『てっこつ』 には、「控綱」 を引く!『ミミ』 が無い 「幕体」 が殆んどです。これは各メーカーも同じ事です。

これは、それまで 野営心得 として、強風下は 「天幕撤収」 をするのが常と考えられていたものが、
「ドーム型テント」 の出現普及により、「」 が在る中でも少しでも快適にと 「幕体」 の陽動を押さえるための方法として、 「控綱」 用の 「ミミ」 が各メーカーから、装備されはじめたのが始まりです。

では、 「ミミ」 が無い時は・・・ 「」 に対する養生を、どうしてやっていたのか・・・。
それは、原始的な方法です。 「ボンレスハム」 の様に、向かって右から左に 「ロープ」 を前後に2本掛け!
てっこつ』 が 「」 により浮き上がらないようにする養生です。

そして、これに伴って使い出したのが、内側から陽動を防ぐ アンカーペグ での養生方です。

結論!『てっこつ』 は、外側から 「引綱」 で引く力と、幕体の内側から 『アンカーペグ』 で引く力が同じになれば、最大の効果を発揮します。

面倒臭いから、どちらか一方でいいや!なんて手抜かりが在っては " いけません " 後悔先に立たずです。


次の、 「暴風時」 の 『てっこつ養生方は、「撤収」 の時期を逸してしまい。直面した場合の養生方です。

私は、普段から てっこつ』 の脚は 「三段脚」 を推奨しています。これは単に、設営・撤収がし易いためだけの提案ではありません。

てっこつ は強風時に、脚を折る事で姿勢を低くする事が出来る 「幕体」 です。しかしながら経験から、 「二段折り」 の脚では姿勢が低くなり過ぎ、「三段脚」 の一段折り!の高さが限界の高さだと思います。
強風時には、「三段脚」 の一段折り!裾部分に 「ロープ」 を巡らせ 「」 が入って来ないよう 「天幕」 の下部分の一周を縛ります。


ここまで記述して来ました事から、お気づきの様に、各養生には ロープ が必要不可欠です。
普段から 『野営』 には、 ロープ 数本が必要です。また、 ロープ を掛ける部分の養生として、幕体を傷つけないためにも タオル も必要です。常に携帯するように心掛けましょう



※ 後半へつづく

皆さんもご存じのように、天気の変化については 「日本列島は西から」 天候が変化します。
間違っても 「台風の迷走」 以外、東からの変化はありません。これは、中国大陸から吹いてくる 「偏西風」 の流れによる大気変化です。

私の住んでる中国地方では、一般的に朝、九州で雨が降りだしたのなら、夕方には中国地方でも雨が降り出します。

前線の通過と相まって、突風を伴い風の吹く方向も微妙に変化しますから、『野営中』 で在るならば 「野営人」 として気を抜けない状態となります。

昨今では、スマートフォン等の携帯端末も普及し、現地のサイトから天気図の情報、そして雨雲レーダーの様子等、降水確率や風雪の情報を手軽に入手出来る様になりました。

気象情報の、 「警報」 「注意報」 には必ず目を落とし、自身の的確な判断が求められます。

天候の変化を甘く見てはいけません。』・・・命取りです。山屋の方ならご存じのとおり、気象の変化が 「生死」 に直結する結果となります。

この考えは、フィールドでも同じです。安易に考えず、フィールドでは常にリスクを考え、安全に命を守り!気象の変化をやり過ごしてほしいと願っています。


中でも直接的な状況として、土砂崩れや山崩れが無い限り 「豪雨」 の場合に於いて特に気になるのが、『浸水』 です。 「サイト」 の場所に寄っては水浸し!となり、私も過去に膝下20㎝になった経験もあります。
そのため、地形を読む技も大切です。


しかしそんな中、最も予想が付き難いのが 「」 との戦いです。晴天であっても 「」 は吹き荒れます。
特に、風の巻き込みにより、一度 「幕体」 を浮き上がらせ、それを下に叩きつける、 『ダウンホース』 が発生した場合は、特に悲惨な結果を伴います



      
      てっこつ団 某支部長より借用】


』 が折れる!程度の惨状ではなく、 「カプラー」 (コネクター) 自体が、真ん中から裂ける!と言う事態に陥ります。その力は何百キロ!と言う単位では無く、何トン!と言う力で一瞬にフィールドに叩きつけられるのです。

それは、横風を喰らった程度では、 「」 が折れたり! 「カプラー」 が変形する事は在っても、真ん中から裂ける!事は決して無いからです。

それは、気象の変化のさきがけとして、私達が感じる 「」 の変化です。 「」 や 「雪」 が降る前と後には必ず!と言っていい程 「」 が伴います。

楽しく安全に 『野営』 をするなら、気象に対する知識も家族を守るために必要になります。


それに合わせ、 『強風』 や 『突風』 が吹くのには、野営する 「フィールドの地形」 が大きく影響します。

昔から 「」 が強い場所は、残念ながら現在でも 風の通り道 となって風が強いのです。
地形により 「」 には通り道が在り、これだけは人の力によって変える事が出来ません。

「山の峰」 を一つ超えただけでも、風の通り道 は大きく異なります。

特に、大きな河川を伴うⅤ字型の 「 で、川が流れる地形では、峰々に当たった 「」 が 「」 に沿い、河川に向かって一機に吹き下ろす形となってしまいます。
この場合、悪天候によっては 「強風」 「突風」 が予想され特に注意が必要です。

また、山々の峰に開かれたフィールドは、晴天下ではロケーションも良く!大変気持ちの良いものですが、しかし 「強風」 の天候に出くわすと、思わぬ状態になります。

峰々の間を走る 「風の音が聞こえる(木々をゆする音)」 がする場合は、 「突風」 に要注意です。こんな地形は障害物が無いため、一瞬で被害に在ってしまいます





しかしながら、晴天の天候では、この上ない穏やかな 『理想野営地』 です。

各メーカーでは、今年5月GW後半の 「突風」 「強風」 により破損した 「天幕」 が、全国から数多く持ち込まれ、今到来の、夏のトップシーズンが過ぎるまで 「天幕修繕作業」 で、てんてこ舞い!の悲鳴状態になっています。

野営』 は自然が相手、しかしながら 「愛幕」 の 『てっこつ』 を設営して、家族の笑顔は見たいもの、二度と、こんな悲惨な目に合わないよう、日頃から 「気象情報」 をチェックし、お互いに安全で楽しい 『野営』 を心掛けましょう。 

今後も、私が知り得る 養生方てっこつテクニック!』 として、これからも、ご紹介して行きたいと思います
m(__)m



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